オリーブオイルの基礎知識
オリーブオイルとは、収穫したオリーブの果肉をすりつぶして遠心分離機にかけて採油する植物性油です。
産地としてはイタリア・スペイン・ギリシャ・トルコなど、地中海に面した地域のものが多いです。
言わずと知れた健康効果ですが、オリーブオイルにはオレイン酸という一価不飽和脂肪酸が含まれており、悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを減少させない働きが期待できると言われています。
心臓病の予防や、抗炎症効果、またポリフェノールによる抗酸化作用があるため、健康と美容によい食材として広く認知されています。
エクストラバージンとピュアの違いは?
オリーブオイルには大きく分けてエクストラバージンとピュアの2種類あると言われていますが、これは和食にたとえて一番だしと二番だしというとわかりやすいかもしれません。
機械による処理で最初に得られたオイルの中でも特に酸度の低いものをエクストラバージンオリーブオイル(酸度0.8%以下)と呼び、もう少し酸度の高いオイルをブレンドして食用として耐えられるようにしたものをピュアオリーブオイル(酸度1.0%以下)と呼んでいます。
国際オリーブ理事会では品質の等級を厳密に8ランクに分けて評価しています。
日本ではオリーブオイルの品質についてあまり厳しい審査基準がないので、エクストラバージンとピュアの2種類で表記され、他のオイルや化学物質をブレンドしている劣悪な品質のものも紛れているという報告もあり、購入時には注意が必要ですね。
一般的にはエクストラバージンが生食向け、ピュアが加熱向けと言われています。
BROSではエクストラバージンしか使わないって本当?
BROSTOKYOで提供しているジム飯は品質の高い原材料にこだわって作っています。
ドレッシングに使用するオイルはもちろん、ガパオライスやキーマカレーの炒め油にもふんだんにエクストラバージンオリーブオイルを使っています。
加熱するならピュアでもいいんじゃないの?と思いがちですが、ピュアのなかには品質の悪いものも多く、そもそも食用として使用する基準を満たしていないものも存在します。
もちろん、エクストラバージンオリーブオイルでも偽装されていることがあるので、信頼性の高いブランドを厳選して使用しています。
エクストラバージンを使用する最大のメリットは、なんといっても味がおいしいことが挙げられます。。(笑)
品質の良いエクストラバージンなら風味がよく、必要以上の塩分や糖質がなくても満足しやすいので、食べすぎを防止する効果も期待できるのです。
ぜひご家庭でもオリーブオイルを
食用油はオリーブオイルしか置いていないという家庭も増えてきているそうですね。
筆者は揚げ油にもエクストラバージンを使用していますが、特有の苦みなどは熱をくわえると飛んでしまうので、全く問題ありません。
むしろ、オリーブオイルは食材の中まで浸透しにくい性質の油なので、素材が油っぽくならず、揚げ油に適しているといわれています。
スーパーで選ぶ時のポイントですが、あまり極端に安いオリーブオイルは避けたほうがよいでしょう。
品質だけでなく、管理状態にも問題がある可能性があります。
正直なところ、値段が高ければ高いほど高品質で味がいいのでオススメです!