home_iconseprator役立つ記事sepratorダイエットsepratorダークチョコレートは健康にいいの?

ダークチョコレートは健康にいいの?

「ダークチョコレートは健康に良い」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。スーパーやコンビニでも様々な種類のダークチョコレートが販売されており、健康志向の人を中心に人気が高まっています。

ダイエット中の間食にもダークチョコレートを取り入れている人も多く見られていますが
どんな健康効果があるのかご存知でしょうか?

今回は、ダークチョコレートの健康効果について、研究結果も交えながら解説していきます。

ダークチョコレートに含まれる栄養素

ダークチョコレートの健康効果は、含まれている栄養素に大きく関係し、カカオポリフェノール、フラボノイド、ミネラルなどの栄養素を含みます。
抗酸化物質が豊富のため炎症の抑制や、血流を改善し、血圧を下げ、悪玉コレステロールを減少させ心臓の機能を正常化する効果が期待できます。
脳への血流を増加させ、神経保護の働きを活性化し、脳機能を改善する効果も確認されています。

さらに、気分を高めるためにエンドルフィンやセロトニンの生成を促進したり
鉄分、マグネシウム、銅、マンガンなどの必須ミネラルを含むため、さまざまな身体機能や全体的な健康をサポートします。

カカオポリフェノール

カカオポリフェノールは、カカオ豆に豊富に含まれる抗酸化物質で、特にエピカテキン、カテキン、プロシアニジンといった成分が知られています。
これらは細胞を酸化ストレスから守り、健康維持に重要な役割を果たします。

カカオポリフェノールがもたらす主な健康効果
【心血管系への効果】
血管を拡張させ、血圧を安定させるため、高血圧の方の血圧を下げる効果があるとされ、動脈の弾力性を改善します。
ポリフェノールと悪玉コレステロール(LDL)の関係は数多く研究されていて酸化を抑制し、動脈硬化のリスクを軽減することが確認さています。

【脳機能の改善】
脳の血流を改善し、記憶力や集中力を高める効果が期待できます。
ダークチョコレートを食べることで、ストレスホルモンの分泌が抑制され、リラックス効果もあり
神経細胞のダメージを軽減し、神経疾患の予防に役立つ可能性も期待できる。

高カカオチョコレートの摂取が集中力の向上に寄与することを示した2024年に発表された株式会社明治が発表した論文では
20歳以上50歳未満の日本人男女22名を対象に、カカオポリフェノールを豊富に含む高カカオチョコレートを摂取させ、その後、認知機能検査や自律神経活動の指標を用いて脳機能への影響を評価しました。結果、高カカオチョコレートの摂取は、連続的な認知課題遂行時の認知機能のパフォーマンスの低下を抑制し、集中力を維持する効果が確認されました。
The effects of dark chocolate on cognitive performance during cognitively demanding tasks: A randomized, single-blinded, crossover, dose-comparison study https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2024/02_01/index.html?utm_source=chatgpt.com

カカオポリフェノールは水溶性の成分のため体内の水分と一緒に吸収され、比較的短時間で効果を感じることができます。しかし、持続性が低く、数時間しか体内にとどめておくことができないため効果を持続するためには、毎日少しずつ、こまめに食べましょう♪

フラボノイド

フラボノイドは、カカオポリフェノールの一種で、植物性食品に含まれる天然の化学物質です。
特にダークチョコレートは、このフラボノイドの宝庫です。

【炎症抑制】
・炎症抑制: 肌の炎症を抑え、ニキビなどのトラブルを改善する可能性も。
フラボノイドは体内の炎症を抑える作用があります。慢性炎症は多くの生活習慣病の原因とされており、これを予防する助けとなります。

【抗酸化作用】
細胞の老化を遅らせることで、肌の酸化を防ぎ、シワやたるみを予防する効果が期待できます。

【血糖値コントロール】
ダークチョコレートを適量摂取することでインスリン感受性が向上し、血糖値を安定させる効果が報告され、糖尿病予防に繋がる効果も期待できる。

2008年に発表された論文では
耐糖能異常と高血圧を有する被験者が1日あたり100gの高ポリフェノールダークチョコレートを摂取させ、血圧、インスリン感受性、血糖値などの指標を測定しました。
15日間摂取した結果、血圧の低下とインスリン感受性の向上が確認され、結果、短期間の摂取でもインスリン感受性の改善と血圧の低下が認められ、ダークチョコレートの摂取が代謝および心血管系の健康に有益である可能性が示唆されました。
Blood Pressure Is Reduced and Insulin Sensitivity Increased in Glucose-Intolerant, Hypertensive Subjects after 15 Days of Consuming High-Polyphenol Dark Chocolate https://www.saraya-fmd.com/academic/entry-117.html?utm_source=chatgpt.com

つまり、ダークチョコレートを食べると、糖の代謝が活発になることが科学的に証明されています。
血糖を下げる働きのあるホルモン"インスリン"が正常に働かなくなることによって高血糖は引き起こされるため、糖の代謝速度が上がれば、糖尿病のリスクを減少させることができることが判りました。

カカオ含有量が高いほど、ポリフェノールも豊富です。ビタミンCと一緒に摂取すると、ポリフェノールの吸収率がアップする相乗効果が見込まれます。

ダークチョコレートには、他にも 善玉菌を増やし、腸内環境を整える効果や
ミルクチョコレートより満腹感が得られるため、食べ物を食べたい欲求が抑えられる傾向があります。特に食事の前後に食べると、間食や体重増加を防ぐのにも役立つため、ダイエットに取り入れている人も多くみられます。

過剰摂取はNG

ダークチョコレートは適量を守ることで健康に良い食品ですが、
食べ過ぎると健康に支障をきたしたり、余分な脂肪の蓄積を招くのデメリットも考えられます。

とくに、カロリー過多に注意しましょう。
カカオバターを含むため、意外と高カロリー食品です。食べ過ぎると体重増加の原因になります。
カカオ70%や85%など、選ぶダークチョコレートによっては甘味料が添加されているものもあります。

さらに、過剰摂取は不眠やイライラ、ミネラルバランスの乱れを招く恐れもあるため
最も重要なのは、バランスのとれた健康的な食事を摂ったうえで、チョコレートを取り入れることが重要です。

【一日の摂取量は約20–30gを目安に、砂糖の含有量が少ないものを選びましょう】

まとめ

ダークチョコレートは、カカオポリフェノールとフラボノイドの豊富な含有により、心血管疾患の予防、脳機能の向上、抗炎症作用など多岐にわたる健康効果を持っています。

ただし、適量を守り、質の良い製品を選ぶことが重要です。
まずは、生活習慣を整え、その上でチョコレートを取り入れてみてください♪

brostokyoの2ヶ月集中プラン2ヶ月集中プランを見る