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冬は痩せやすいって本当?

冬は、寒さから外出を避けたり、暖かい部屋でゆっくり過ごしたり
お正月や新年会でごちそうを食べる機会も多く、
太りやすいと思っている方が多いです。

しかし、寒い冬こそ、痩せやすい季節で
効率よく脂肪燃焼ができ、ダイエットに適した季節なのです。

本記事では、冬に痩せやすい理由について
お伝えしていきます。

基礎代謝が上がる

外気温が寒いほど、身体の中は一定の体温を保とうとする恒常性維持機能が働き
筋肉や内臓が熱を作り出し体温を保つため、消費エネルギー量が増えます。

つまり、外気が寒ければ寒いほど、
からだを燃やしてたくさんのエネルギー(熱量)を発生させるため
普段どおりの生活でも、夏よりも基礎代謝が上がり痩せやすくなります

基礎代謝とは、何もせずに安静にしている状態で24時間に消費するエネルギー量のことで
筋肉や内臓、脂肪組織などから構成されています。

そのため、寒い冬に、普段どおりの立つ・歩くなどの日常動作で筋肉を使ったり
食事を摂って内臓を働かせることで、
夏よりも体内で誘発するエネルギー(熱量)が必要になるため
脂肪燃焼が促されます。

人間のエネルギー消費と気候が関係しているという研究結果が発表されています。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/seikisho1966/24/1/24_1_3/_article/-char/ja/

グラフから考察できるように
春夏の暖かな季節よりも、秋から冬にかけての寒い季節のほうが基礎代謝が高く変動しています。

季節によって旬の食材が異なるため、無意識に冬は糖質を摂取しがちになりますが
摂取カロリーを意識して、運動など習慣化していれば、夏と冬では
冬のほうが消費エネルギーを増大させることが判ります。

そのため、基礎代謝が増える冬はダイエットに適している季節なのです。

寒冷により、褐色細胞が刺激される

人間の体には大きく分けて2種類の脂肪細胞が存在しています。

1つはいわゆる体脂肪であり、余分なエネルギーを蓄えておく「白色脂肪細胞」です。
この白色脂肪細胞は身近に感じる脂肪であり、肥大化し、数が多くなり内臓脂肪や皮下脂肪となる
いわゆる肥満タイプの脂肪です。

もう1つが、脂肪を燃やし熱を生み出すことで体温の調節をする「褐色脂肪細胞」です。
白色脂肪細胞を燃焼させて熱を作り出す働きを持ちます。
主に首や、わきの下、心臓や腎臓のまわりなど、限られた場所にしか存在しない脂肪です。

褐色脂肪は寒いとき脂肪を燃焼させて体温を保つために存在しており
脂肪と糖を素早く熱に換える働きがあり
冷たい刺激に反応して、褐色脂肪細胞が活性化します。

そのため、できる限りの低体温を保ちながら、冬眠中のエネルギー消費を抑え、
冬眠から抜け出す直前に体を短時間で温める必要がある冬眠する動物たちは、
多量の褐色脂肪を有しています。

褐色脂肪細胞は主に鎖骨付近や胸まわりに分布しているため
鎖骨周りや肩甲骨を動かすことでも活性化が見込まれます!

褐色脂肪細胞の数が多い人ほど代謝が速く、
より良い血糖コントロール、より高いインスリン感受性を示すことが判明されており
糖尿病などの生活習慣病の予防との関連も注目されています。

褐色脂肪細胞は、白色脂肪細胞を燃焼させて熱を作り出す働きがあるため
太りにくい体質の方に多く存在している傾向があります。

褐色脂肪での熱産生は活性が高い冬では
夏に比べて寒冷誘導熱産生も増えるし鼓膜温の低下も少ない
これらの事実は,褐色脂肪が全身体温の調節に
一定の役割を果たしていることを示している

褐色脂肪がほとんど検出できない程度に低下した被験者について,
1 日 2 時間程度の寒冷刺激を 6 週間与え続けると,褐色脂肪が誘導され並行して
エネルギー消費が増えること,しかも褐色脂肪の誘導程度に応じて体脂肪が低下することが
明らかになった

褐色脂肪組織による熱産生と体温・体脂肪調節 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/60/3/60_210/_pdf

褐色脂肪細胞は体温調節で体内で熱を生産するのに大きく働くため
外気温が低い寒冷の環境によって、刺激されやすいことや
褐色脂肪細胞の活性化は、体脂肪の燃焼が見込まれることが判明しました。

褐色脂肪細胞は、年齢とともに減少傾向がありますが、活性化させる方法もあります。

・寒冷刺激を与えること
温かいお湯と水を交互に浴びる温冷交互浴で活性化

・肩甲骨や背中の運動
褐色脂肪細胞が多く存在する部位を動かして刺激を促しす

・褐色脂肪細胞の活性化作用が報告されている食品を食べる
トウガラシ、キムチ、ニンニク、ショウガ、茶カテキンなど

など、日常生活でも褐色脂肪細胞の活性化を促すことができます。

寒いほど脂肪は燃焼しやすい?

寒い季節は、体の防衛反応として「寒さから身を守る」働き
「脂肪を蓄える」という反応が引き起こされます。
つまり食べたものを体に蓄えやすくなる季節なので、太りやすい印象があります。

しかし、気温が低いと、人間の体は体温を維持する恒常性維持機能が働き
脂肪を燃焼してエネルギーを作る働きが活発になります。
つまり、余分な体脂肪が燃焼されてやすい季節なので効率よくダイエットを行えるのです。

さらに、寒い環境下にいると脂肪が燃えやすい褐色脂肪細胞が活性化するため、
ダイエットの効率も上がります。

「Journal of Applied Physiology」に記載されている研究結果では

健康な成人を対象として、同一の高強度インターバル運動を行い
周辺温度の違いが脂質代謝にどのような影響を及ぼすかを検討した。
その結果、寒冷条件では通常条件に比べて高強度インターバル運動中の脂質酸化速度が有意に速く、
脂質酸化量は358%多い結果となった。

寒い気候での運動は、より多くの脂肪を燃焼させる可能性が示唆された。

脂質代謝に影響を及ぼす因子は運動のやり方だけでなく、
環境、とりわけ周辺温度も影響を及ぼすことが判明した。

https://consumer.healthday.com/b-12-30-cold-weather-exercise-could-burn-more-fat-2649632123.html 

上記のカナダで行われた研究から、
寒い環境での運動は、脂質代謝を促進させる要因であることが判かったため
体内の余分な体脂肪を分解するには
秋〜冬の寒い季節、寒い環境が効率よく脂肪燃焼を促すことが考えられます。

まとめ

冬は痩せやすいって本当ですか?という題目には
「はい。痩せやすい季節です」とお答えします。

しかし、実際は太る人が多い季節でもあります。

これには、寒さによって極力外出することを避け、活動量の低下や運動不足に陥り
さらに冬の旬の食材によって、身体にエネルギーを溜め込みやすい
糖質を含んだ食材を多く食べる傾向や年末年始などイベントが重なるため、
無意識に普段どおり生活しているはずが
消費カロリーよりも摂取カロリーが上回りやすくなり、脂肪が蓄積されてしまいます。

しかし、冬は、恒常性維持機能によって基礎代謝が上がっており
褐色脂肪細胞が刺激されやすい環境のため
消費カロリーが多く、効率的にダイエットに取り組むことができます。

1日2日運動したり、食事を意識するだけでは、痩せることはできません。
最低でも2ヶ月は運動したり、活動量を増やす意識を心がけることで
だんだん余分な脂肪が燃焼され、メリハリのある身体を手に入れることができます。

特に冬からダイエットやボディメイクに取り組むことで
基礎代謝向上している季節だからこそ、効果が感じやすいため、継続しやすいです。

正月に食べすぎてしまった、、、、
そろそろお腹周りをなんとかしたい、、、と感じている人は
寒い季節の今から運動や食事の見直しを習慣化することをおすすめします!

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