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2023.03.15

鼻水が止まらない?!原因と対策について

近年では、花粉症を発症する人が多く、
風邪や鼻炎など、鼻水が止まらなくて煩わしい症状に悩ませれている人が増えています。

鼻をかみ過ぎることで、中耳炎や頭痛を引き起こしたり
なかなか寝付けない人もいるため、できるだけ早めに対処したい症状です。

本記事では、鼻水とは何かという根本的な知識から
鼻水への対策をお伝えしていきます。

鼻の役割

鼻水の前に、鼻の働きについて解説していきます。
鼻の主な役割は3つあります。

・呼吸器としての働き
空気の通り道として、体内へ取り込む空気を加湿し温め、
空気の流れを整えてスムーズに呼吸ができるように働きます。
空気を肺へ送り込む役目を持っているため、細菌・ウイルスやちり・ほこりなどの異物を除去する機能により、空気を清浄化します。

・嗅覚器としての働き
鼻の奥には嗅細胞というにおいを感じるための細胞があり、
空気を取り込むことでその中に含まれるにおい成分を感じる働きがあります。

・声の共鳴器としての働き
鼻腔は咽頭、のどにつながる管の一部でもあり、
吐く息によって振動・共鳴することで声の音質に影響し、声をはっきり伝える働きがあります。

鼻は、体内に入ってくる空気の湿度や温度を調節したり
空気の中のチリやゴミ、ウイルスなどが体内に入るのを防いだりします。

鼻水とは?

鼻水は体を守る上で大切な働きをしており、
鼻の中に入ったウイルスや細菌、ほこりなどを外に排出しようとして鼻水が出ます。
鼻水は体による防御反応です。

鼻の粘膜にはさまざまな神経が通っており、異物(殺菌やウイルスなど)が侵入した刺激を受けると
異物を排除しようと多くの粘液などを分泌するようになり
鼻水が垂れるという状況を作り出します。

鼻水は大半が水分であり、吸い込んだ空気中の水分が結露したものや、
涙腺からの分泌液といった水分のほか、鼻の粘膜に由来する液などが混じったものです。
鼻水の自覚症状がないときでも常に微量の分泌がされていて、
肺へ送り込む前の空気を加湿しています。

鼻水には、さらさらした状態や粘り気のある状態など異物の種類によって、鼻水の状態が変わります。

鼻水は
・細菌やウイルス、ほこりなどの有害なものを体内に取り込まないようにする
・外から吸い込んだ空気を適度に加湿する

などの役割があります。

鼻水の色

鼻水は、色や粘り気・においの有無といった状態から症状を推測することができます。

・ウイルス・細菌等に感染している
・鼻の粘膜に炎症が起きている
・鼻の中で出血が起きている
などの理由で状態が変化することがあります

・透明
鼻水の状態:さらさらとして水っぽい
一般的には、初期の風邪が疑われますが、アレルギー性鼻炎の可能性も高い
花粉症の鼻水の症状も透明でサラサラしている傾向がある

・白、黄色〜緑
鼻水の状態:粘度が高く、ドロッとしている。においのあることがある
ウイルスや菌への防衛反応の鼻水で、風邪の治りかけに多くみられる。
細菌の死骸や戦った白血球などが大量に含まれるため、黄色っぽくなります。

・赤
鼻水の状態:血液が混じっている・血のにおいがする

鼻水との関連で注意したい疾患が、
耳の鼓膜の奥にある中耳の病気「中耳炎」です。
鼻は耳管という管によって中耳につながっているため、
鼻から移動してきたウイルス・細菌によって引き起こされる炎症が中耳炎です。

病原体を含んだ鼻水をすすらず、鼻をこまめにかむことによって体外へと排出し、
鼻の中をできるだけ清潔な状態に保つことが中耳炎の予防につながります。

対策

鼻水が出る原因は、体内にウイルスや菌を取り込まないように
さらにアレルギーによる免疫反応です。
鼻水が止まらないという症状にお悩みの方は、
根本的に、体内への異物の侵入を防ぐことで対処することができます。

こまめな手洗い・うがいも付着したウイルスを除去することも有用です。
さらに、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を心がけ、体力を養い
免疫力を高めることが重要です。

異物を体内に入れないための対策をご紹介します。

・部屋を加湿する
空気が冷たく乾燥していると、気道の粘膜が持つ防御機能が低下してしまうため、
ウイルスに感染しやすくなります。
室内では室温20~25℃、湿度は50~60%を保つことで、鼻の粘膜が正常に働きます。

空気清浄機を補助的に活用するのもおすすめです。

・鼻水を吸い取る
鼻水は病原体などの異物を体外に排出しようとするものなので、
出てきた鼻水をすすって体内に取り込むことはせず、できるだけ体外へ排出するようにしましょう。

鼻をすすると、耳にも良くないばかりか、炎症を更に広げてしまうという可能性があるため
できる限り鼻水はかむ、吸い取るなどして排出することが望ましいです。

・鼻を温める
鼻を温めると、鼻の血行が促進されると同時に、鼻水や鼻詰まりの症状がやわらぐことがあります。
鼻を温める手軽な方法として、蒸しタオルを活用するのがおすすめです。
蒸気により鼻水症状の改善効果が期待でき、鼻の血行促進により免疫力が高まります。

まとめ

本記事では、鼻水に注目しての解説になりましたが
鼻水は体内に異物が入らないようにする「防衛反応」のため
自分がなぜ鼻水が止まらないのかの特徴を見つめ直すことで
最短の対策で改善することができます。

風邪によるウイルスなのか、アレルギー反応なのか
何に対するアレルギーなのか(ハウスダストやペット、花粉など多くのアレルギーが想定されます)
知っておくことで、鼻水を抑えるために
どんな対処が望ましいか見極めることができます。

もちろん、大前提として
免疫機能を高めておくことはとても重要であるため、
生活習慣や食事の内容なども見直すことも、手段の一つです。

今の生活に取り入れやすい対策から意識してみてください(^^)

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