home_iconseprator役立つ記事sepratorダイエットseprator「歩幅」を広くするメリット

「歩幅」を広くするメリット

何気なく歩いている日常ですが、「歩幅」を意識したことはありますか?

ダイエットや運動習慣を取り入れようと、1駅歩いてみたり、階段を使ってみたり
日常生活でも「歩く」を意識している人も多いのではないでしょうか。
健康意識が広まり、気軽に取り入れられるウォーキングには、健康効果があることが確立されています。

健康増進、脂肪燃焼効果を促すためには、運動時間や強度はもちろんですが
歩行速度、歩幅を意識することでも、より効果を得ることができます。

歩く動作の「歩幅」に注目して、本記事では歩幅のメリットをお伝えしていきます。

歩幅を広げる

歩幅を広げることは、下半身の筋肉を多く使うことができます。
健康維持による、体力向上、筋力の向上のために「歩く」という動作の場合は
多くの筋肉、特に下半身を中心に刺激を与え、筋力を向上させることができます。
歩幅を大きくすることで、股関節を大きく動かすため、可動域の範囲を広げる効果も期待できます。

歩幅を広くすることによって、片足の浮遊時間が伸びるため、身体の軸がブレ易い傾向があり、
無意識にインナーマッスルでバランスをとるため、空間認知能力やバランス機能の向上にもつながります。

歩幅を意識するとき、脳の多くの部分を使って調節されていることが判りました。運動野のある頭頂葉、注意や判断を司る前頭葉などに刺激が与えられています。

群馬県で2002〜2014年に特定健診を受診した1686人を対象にした調査で、歩くスピードが速いグループと遅いグループを比べたところ、後者は前者より認知機能の低下が起こるリスクが高かった

歩幅を「広い」「普通」「狭い」の3つのグループに分けて分析したものでは
「広い」グループの認知機能低下のリスクを1とした場合、
「狭い」グループは男女ともにリスクが高まった
とくに女性は「広い」グループに比べて「普通」のグループは2.44倍、「狭い」グループは5.76倍も認知機能低下リスクが高かった

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歩幅を意識して歩いている人は少ないのではないでしょうか。歩幅は無意識に変動しています。
例えば、コンクリートの道では大きな歩幅でも、工事中の道や凹凸がある道は歩幅が小さくなり
人が前を歩いている、道が混雑しているなど、無意識に環境に応じて歩幅の調節を行っており、空間認識を司る頭頂葉が働いています。

最近に研究では、歩幅が不安定になり、狭い歩幅が多くなった後に、脳機能の低下が見られるケースが非常に多い傾向があることが判っています。

健康効果

歩幅を広げることによる健康効果をご紹介します。

・全身の筋力の向上
歩幅を広くすることで、股関節をしっかり使い、足を大きく蹴り出したり、腕を大きく振ったりすることで筋肉を普段より多く全身の筋肉を使うことができる

・体循環の向上、基礎代謝アップにつながる
歩く動作は、全身を使う動きです。足を踏み出す下半身、手を振る上半身、身体の軸を維持する体幹を使うため、全身の筋肉を使うことで、筋肉の収縮活動によって、血液が身体の隅々まで行き届き、血行循環が良くなることで、体循環の向上、細胞の活動も活性化し、基礎代謝の向上にもつながる

・エネルギー消費UP
歩幅を広げる事で体により多くの負荷がかかり、全身の筋肉を使い、血行や代謝が上がることで、消費エネルギーも大きくなっています。カロリー消費量が増えることで、身体の余分な体脂肪が燃焼されるためダイエットにも効果的

・病気のリスク軽減
歩幅だけでなく歩く速度を意識している人の方が、ガン、心臓疾患、脳疾患など大きな病気にかからず、健康な状態でいられる率(サクセスフルエイジング達成率)が高くなる結果が発表されました。
歩幅を広くすることで、歩く速度が速くなる傾向があるため、がんや心疾患のリスクが低くなる傾向がある

・認知機能の低下抑制
歩幅が広い人、歩くスピードが速い人はサルコペニアやロコモティブシンドロームのリスクが低い傾向があり、トボトボ歩きの目安は秒速にして0.8m以下では肉体的な衰えはもちろん、脳の機能が衰えるリスクが指摘されている

歩幅は個人差が大きく、一般的な基準がありませんが、
一般的には約1歩1.5~2.5フィート(約45~76センチメートル)が標準的な範囲とされています。
股関節まわりに刺激が入っている感覚があるぐらいまで、歩幅を広げてみて、自分なりに無理のなく持続できそうな広めの歩幅を見つけてみてください♪

まとめ

歩く動作の時に「歩幅」を意識して広げると、健康効果が大きくなるだけでなく、
筋力トレーニングの効果、認知症対策も期待できます。

本記事では、歩幅に注目しましたが
ウォーキングによる「歩く」動作によって与えられる影響はたくさんあり、当たり前に歩いていますが
奥深い運動だと、考えます。

歩くことで、身体の循環や血行循環が改善されたり、筋肉強化や脂肪燃焼効果
さらには運動神経経路の刺激やバランス感覚、脳への刺激など
人間の身体に大きなメリットをもたらします。

運動と捉えると少し身構えてしまいますが、今ある日常生活に3分でも歩く時間をプラスする
少し遠回りをして歩いてみようという意識から、健康へつながっていきます。

歩く姿勢を意識しててみる、歩く速度を意識してみる、少し歩幅を広げてみるなど
当たり前の動作を意識をすることで効率よく健康に近づくので、ぜひやってみてください♪

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