home_iconseprator役立つ記事sepratorメンタルヘルスseprator日焼けマシンに健康メリットはあるの?

日焼けマシンに健康メリットはあるの?

日焼けマシンをご存知でしょうか。
筋トレをしている方や普段から日焼けサロンを利用している方以外の人にとっては
あまり馴染みのなく、使用したことがある人は少ないのではないでしょうか。

日焼けマシンは肌を焼くだけの機械だと捉えられることもありますが、実は見た目を変える以外にも様々なメリットがあると報告されています。

本記事では、日焼けマシンの健康効果の紹介していきます。

日焼けマシンとは?

日焼けマシンは、タンニングマシンとも言われており、人工光線で肌を日焼けさせるマシンです。
日照不足で生じる様々な体調不良改善や体力強化のためにヨーロッパで開発され、可視光線、赤外線、少量の紫外線を組み合わせて、健康的な太陽光線と同じ組成に作られています。
自然の太陽光線は、天候や時間帯、季節などで光線の組成や強さが変動しますが
日焼けマシンの光線は常に一定であるため、雨の日でも夜でも冬でも快適に日光浴することができます。

光線は、肌を日焼けさせる紫外線A派と少量のB派が皮膚生理学的に安全な状態に配分されており、
光線を浴びる時間を自分の肌質に合わせて設定することができるので、真夏の太陽のようにやけど日焼けをする事がなく、安全に日焼けする事が可能と言われています。

そのため、日焼けマシンを利用することで、日光浴が可能となり、日光浴によるビタミンDの体内の生成することが促進されるため、健康的な効果が期待できます。

健康効果

日焼けマシンを使用することで、嬉しい健康効果があります。
基本的に日焼けマシンの健康効果は、日光浴と同様の効果があります。
日焼けは美的価値を高め、自信を向上させます。

骨粗しょう症の予防効果
人間は紫外線を浴びることで、カルシウムを歯や骨に変換する役割のあるビタミンDをつくり出すことができるため、日焼けマシンはビタミンDの生成を促進します。
ビタミンDは人間の健康に不可欠な栄養素です。免疫機能やカルシウムやリンといった骨を構成するミネラルの代謝に働きかけ、骨の形成や骨密度の向上を促進します。
骨はビタミン D やその他のミネラルのおかげで、骨の新陳代謝が働き、より強くすることができるため
骨粗しょう症の予防に繋がると考えられています。

ここで、紫外線の照射をビタミンDの生成の研究を紹介します。

健康な成人において、紫外線B(UVB)照射がビタミンDレベルに与える影響を調査した研究では
被験者をUVB照射群とプラセボ群に無作為に振り分け
・UVB照射群ではUVB照射を受ける
・プラセボ群では照射を受けない
比較対象実験されました。
UVB照射の強度や照射時間は事前に設定され、被験者の皮膚タイプや個々の要因に合わせて調整しました。
研究の結果、UVB照射を受けた被験者では、ビタミンDレベルが増加したことが観察されました。一方、プラセボ群ではビタミンDレベルに有意な変化は見られませんでした。この結果は、UVB照射がビタミンDの生成に有益であることを示唆しています。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0002916522048900 The effect of ultraviolet B exposure on vitamin D levels in healthy adults with Fitzpatrick skin types II and III: a randomized controlled trial

研究結果により、UVB照射が一般的にビタミンDの生成を促す効果が期待できるため
日焼けマシン(タンニングマシン)による紫外線の照射は、ビタミンDを作り出し、骨、骨密度を強化することができると考えられます。

うつ病の予防効果
日光を浴びることで、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌が促進されると報告されており
心や精神のバランスを整える働きによって、うつ病の予防効果が期待できます。日焼けマシンにも、「セロトニン」を促進する効果があります。

とくに、季節性情緒障害(SAD)の緩和の効果が期待できます。
冬季など日照時間が短い期間に、日焼けマシンを使用することで季節性情緒障害(SAD)の症状を緩和する効果があるという研究もあります。

季節性情緒障害(SAD)の治療法としての光療法の有効性に焦点を当てた研究では
SADは、通常、冬季に日照時間の減少と関連して発症するうつ病の一形態です。この研究では、光療法がSADの治療に効果があるか調査し、日照時間(日中の光への曝露)を増やすと、うつ症状が改善されることが判明した。
ほとんどのライト ボックスやその他の光療法 (LT) 機器ではフルスペクトルの蛍光灯が使用されていますが、赤、青、緑などの他の色の光にも治療効果が確認された。
この効果を得るには、1 日あたり少なくとも 30 分間、人工光 (ライト ボックスまたはバイザーを通して) にさらされる必要があり、セロトニンに富む中脳におけるシナプスセロトニンを増加させることで治療に役立っていると仮説が立てられる。医師の監督下で、米国食品医薬品局が承認した機器を使用した場合にのみ、LT を使用できます。日焼けベッドやその他の人工紫外線源は、健康上のリスクを引き起こします。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9949775/ "Light therapy for seasonal affective disorder" (2016)

研究では、SADの季節性情緒障害に焦点を当てていますが、
光治療、日焼けマシンによる紫外線の効果はセロトニンの働きでうつ病や精神的な疾患にも効果が期待できると考えられます。

直接的に日焼けマシンを使用した研究は、様々なところで研究途中です。
皮膚がんや他の健康リスクを引き起こす可能性があるため、使用方法を守って利用する必要があります。

注意点

日焼けマシンの使用には、皮膚の障害にもつながる可能性があるため、
使用方法をしっかり守ることが大切です。

タンニングマシンを使い始めた方では、1回あたり10分間の使用が一般的であり
ある程度日焼けできているという方は、1回あたり30分から開始しても問題ありませんが皮膚がヒリヒリして痛いなどは強度が強すぎるため、身体の状態に問題がないことを確認して、徐々に強度を上げることが大切です。

皮膚への健康リスク
日焼けマシンは、肌に過剰な紫外線を与えるため、皮膚がんのリスクを増加させる可能性があります。何事においても、やりすぎはNGであり、長時間または頻繁に使用すると、日焼けによる損傷や早期老化も起きやすくなります。自分の肌質に合うサロンや強度を見つけましょう。
日焼け後は、皮膚を冷まし保湿を心掛け、皮膚をこするなどの刺激を与えないようにし、利用後は肌が乾燥しやすくなり、肌が荒れやすくなってしまいますので保湿は大切です。

眼への損傷
日焼けマシンからの紫外線は、眼にも損傷を与える可能性があります。眼球やまぶたの周りの皮膚がんのリスクが増加する可能性も考えられます。保護用ゴーグルを着用するなど、光線から目を守る対策が必要です。

休息48時間
日焼けマシンによる肌刺激によって
皮膚細胞は、紫外線で肌が刺激されると興奮状態となり熱を持ちます。興奮状態は、皮膚が紫外線からの損傷を回復し、メラニン色素を生成するための反応の一部であり、冷却される時間とメラニン色素を生成される準備が出来るまで48時間の休息が必要です。

皮膚細胞が紫外線に反応し、メラニン色素を生成するためには、紫外線からの刺激後に十分な休息が必要のため、間隔を空けるようにしましょう。

まとめ

日焼けマシンの使用は過度に行われると健康リスクを増加させる可能性がありますが、適切な頻度、強度を守って使用すれば、より健康的な体を手に入れることができます♪

気分が落ち込みやすいと感じた時や生活リズムが崩れて日光を浴びていないと感じた時や
自信の向上にも繋げたい時に、日焼けマシンを利用してみるのも、生活の質が上がる方法の一つです。

brostokyoの2ヶ月集中プラン2ヶ月集中プランを見る