home_iconseprator役立つ記事seprator健康seprator緑茶の嬉しい健康効果♪
2023.05.01

緑茶の嬉しい健康効果♪

日本人になじみのある緑茶ですが
緑茶の効能をご存知でしょうか?

人間の健康に良い影響を与えるとされる
緑茶に含まれる成分が多く、多様な効果・効能があります。

本記事では、緑茶が身体に与える効果について解説していきます。

緑茶の成分

緑茶は茶葉を発酵せず、蒸して熱処理することで酸化酵素の働きを抑えており
発酵させていないため、茶葉本来の色が出ている緑のお茶です。
緑茶は茶葉を摘み取ってから早めに熱処理をすることで、
茶葉内の成分が酸化せず、カテキンが多く含まれています。

緑茶は中国が発祥という説が有力で、江戸時代から日本人に親しまれているお茶です。
日本、韓国、台湾など、アジア各地で緑茶の栽培や製造が行われ、
世界中で親しまれる健康茶として知られています。

緑茶に含まれる栄養素にが、健康に嬉しい効果を発揮します。

栄養には”脂溶性”と”水溶性”の2種類があります。
茶葉を食べることで、さらなる栄養も取り入れることができます。

・脂溶性の栄養素

食物繊維…便秘防止、大腸がんなどの予防
βカロテン…抗酸化作用、抗がん作用、免疫向上
ビタミンE…抗酸化作用、糖尿病予防
クロロフィル…がん予防

・水溶性の栄養素

カテキン…抗酸化作用、血液関連の正常化、抗ウイルス
カフェイン…眠気防止、興奮作用
ビタミンC…抗酸化作用、抗がん作用、風邪予防
ビタミンB2…口角炎予防、抗酸化作用
テアニン…リラックス効果、血圧効果

緑茶をお茶として飲む場合は、水溶性の栄養素のみ摂取するため
少量の茶葉も一緒に飲むことで、緑茶最大限の栄養を得ることができます!

緑茶の健康効果をより高めるためには
日常生活の食事も意識する必要があります。

緑茶に含まれる栄養素は少量のため
身体の巡りを整いやすくする効果がある程度の認識が大事です。

緑茶を飲んでいるから大丈夫、と高脂質高糖質の食事を繰り返していては
身体の中が整いません。
しっかり食事のバランスや栄養素、生活習慣も整えることが大切です。

緑茶の効能

緑茶に含まれている栄養素によって、身体への健康効果があります。

身体へのメリットとして

  • 血圧・血糖・LDLコレステロールの上昇を抑制
  • 抗酸化作用による肉体の老化防止
  • 脂肪燃焼作用による肥満防止
  • カフェインによる眠気防止
  • リラックス効果によるストレスや不安の軽減
  • ウイルス予防作用による感染症予防
  • 認知能力・記憶力の向上

などが挙げられます。

緑茶に含まれる「テニアン」「カテキン」は身体に嬉しい働きがあります。

テアニンには、副交感神経を優位にさせリラックス効果をもたらします。
脳にα波と呼ばれる脳波が出現し、リラックスをしている状態を作り出し、
テアニンの濃度が高いほどα波が強く現れることが分かっています。
テアニンを含む緑茶を飲むことはリラックスする効果があると考えられます。

テニアンのリラックス効果について静岡大学の研究で、α派が出現したことが判っています。

静岡大学が2012年に行った研究では、
14名の男女学生が、テアニン200mg、偽薬(プラセボ)、カフェイン100mgのいずれかを
経口摂取。
その後、心理的ストレスを与えたり、氷水に手を漬けるなどのストレスを与えたところ、
テアニンを摂取した場合、緊張やうつ、敵意や疲労などのスコアが最も抑えられた結果により、
物理的、あるいは精神的ストレスに対してテアニンが抑制作用を発揮するとが判明した

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23107346/
L-テアニンまたはカフェイン摂取が身体的および心理的ストレス下での血圧の変化に及ぼす影響

緑茶を飲むことで、ホッと落ち着く気分になるのは
このテアニンの効能から証明されます。

テニアンには脳の興奮を抑えて神経を落ち着かせる働き
(覚醒系神経伝達物質を競合的にブロックする働き)
があるため睡眠中の中途覚醒を抑えることで、深く眠ることができ
睡眠の質の向上も期待することができます。

カテキンには、血中コレステロールの吸収を抑える効果や血糖値の上昇を抑える効果、
血圧の上昇を抑える効果が期待できます。
つまり、血管や血中を整える嬉しい効果が見込まれ
血液に関しての不安がある人や改善の必要性を感じている人にとっては緑茶は積極的に取り入れてみましょう。
動脈硬化や高血圧症、脳血管疾患、心疾患の予防に繋がります。

カテキンの抗酸化作用によって、
活性酸素から体を守り、細胞の老化を留めたり、細胞の活性化など免疫力の向上に繋がります。

カテキンの一種である”エピカロカテキンガレート(以下:EGCG)”という成分には
肝臓を活性化し脂質代謝を上げることで脂肪燃焼作用を高める効果があり
ダイエットにも有効です。

さらに、EGCGという成分には”アミロイドβ”と言われる
”認知症”の危険性を帯びているタンパク質を排除してくれる機能があるとされています。
※アミロイドβは、アルツハイマー病患者の脳に見られるアミロイド斑の主成分
EGCGには、認知能力・記憶路の向上にも繋がります。

緑茶の成分が、身体に嬉しい効果をもたらします(^^)

緑茶と運動効果

緑茶に含まれるカテキンの脂肪燃焼効果があるため
EGCGによって、肝臓を活性化し脂質代謝を上げることで脂肪燃焼作用を高める効果があるため

身体の余分な体脂肪、
脂肪燃焼を促進させるには、運動前の1~2時間前に緑茶を飲むことがおすすめです。

血中のカテキンの濃度が高い状態で運動をすることで、
より効率よく脂肪を燃焼させることができます。

緑茶を飲んで運動をすると体脂肪が減少しやすくなることが、
イギリスのアングリア ラスキン大学の研究で発表されています。

平均年齢が21.4歳で平均脂肪率が16.8%の男性14人が参加の研究で
7人は緑茶6~7杯に相当する成分の入ったカプセルを1日に1つ、残りの7人には偽薬を4週間服用した。
緑茶カプセルには緑茶成分であるEGCGが400mg(1日分)含まれていた。カフェイン以外の成分の効果を調べるため、カフェインを取り除いたカプセルが使用された。
参加者にエアロバイクで運動を続けてもらった結果、緑茶カプセルを服用したグループは、偽薬グループに比べ体脂肪が1.63%多く減っていた。
さらに緑茶カプセルを服用したグループは、脂質の酸化量が25%増えていた。体に取り込まれた脂肪酸は酸化され、筋肉を動かすエネルギー源になる「アデノシン三リン酸」(ATP)の合成に利用される。脂質の酸化量の増加は、より多くの脂肪が燃焼したことを示している

Green tea could aid weight loss - new study

ただし、緑茶の成分のひとつにカフェインが含まれ
利尿作用が働くため、こまめな水分補給は必ず行うようにしましょう!

緑茶を大量に摂取する際の注意点

緑茶の健康効果をお伝えしましたが、緑茶を飲みすぎると健康を損なう可能性もあります。

多量の緑茶を摂取することで

  • タンニンの過剰摂取による鉄分の吸収阻害=貧血
  • カフェインの過剰摂取による中毒症状=動悸、吐き気
  • シュウ酸の過剰摂取による尿管結石=背中・腰・わき腹に突然起こる激しい痛み

などの症状を引き起こします。

過剰摂取でなけでば、あまり心配する必要はありませんが
飲みすぎは注意ということを、頭の片隅に覚えておきましょう。

飲み過ぎは注意ですが
緑茶は健康効果が高く、さらにリラックス効果が高いため
緑茶でホッと落ち着く時間を取り入れることで、メリハリがついてきます(^^)

カフェインが含まれていますが、
眠りがスムーズになったり、睡眠の質が高まる効果もあるため
睡眠前に飲むこともおすすめです。

緑茶は日常的にも取り入れやすく、気分をリフレッシュさせてくれ
身体に嬉しい健康効果があるため、
ぜひ、積極的に取り入れてみてください♪

brostokyoの2ヶ月集中プラン2ヶ月集中プランを見る