梅雨の時期になると、ジメジメした湿度の高い日が続き
「身体がだる重い」「肩こりがひどい」「気分が落ち込む」など
身体の不調を訴える方が増えてきています。
梅雨時期の体調不良を放置してしまうと、
夏の暑さによる夏バテや食欲不振・熱中症などの症状が起こりやすく
元気を取り戻せない期間が長くなります。
近年では、
天気の変化(湿度の上昇や気圧の変動、天候の不安定さなど)が
身体や心に大きな影響を及ぼしている傾向があることが分かってきています。
日々の活力をあげていくためにも
梅雨の時期や気象の変化における、身体の不調を招く要因について
本記事では解説していきます。
梅雨の特徴
梅雨は、太平洋高気圧と日本列島を縦断する前線が交互に影響を与える季節で
湿った空気と不安定な天候をもたらします。
前線の移動や気圧の変動により、梅雨の時期は気圧が比較的低くなる傾向があり
気圧の変動は、頭痛や関節の痛みなどを引き起こす場合があります。
天気の変化で起こる不調は「気象病」(天気痛)と呼ばれ、
年を追うごとに増加傾向にあります。
気象病とは、気圧や気温、湿度など気象の大きな変化が原因で起こる体調不良の総称で、
自律神経の乱れによって頭痛やめまい、関節痛、肩こりなどが起こります。
気象病は正式な病名ではありませんが、
天気の変化に寄って体調を崩す人が増えてきているので、だんだん認知されてきている名称です。
2015年に報告された慢性痛に影響する気象条件に関する大規模アンケート調査によると
愛知県の尾張旭市に住む20歳以上の住民約6,000人のうち回答のあった2,687人が対象
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pain/34/4/34_6/_pdf/-char/ja
3カ月以上痛みが続く慢性痛のある人は約40%
そのうち「天気が悪いとき」に慢性痛が悪化するに回答したのが約25%
「悪天候の接近時」に慢性痛が悪化するに回答したのが約24%
また、寒くなる時に慢性痛が悪化すると回答したのが約47%でした
湿度の高い環境では、関節や筋肉がこわばりやすくなるため
関節炎やリウマチなどの慢性的な症状を抱えている場合には、痛みが増すことが示唆されています。
気象条件が線維筋痛症の症状に与える影響があると判っています。
2013 年 9 月~2018 年 11 月に愛知医科大学病院・痛みセンターの外来を対象に
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pain/34/4/34_6/_pdf
疼痛評価を行った。
年齢層は 10 代から 80 代と幅広く、疼痛は頭頚肩部で全体の 72%を占めた。
疼痛に対する自己効力感が低く、不安が 7.1 ± 4.2,抑うつが 7.5 ± 4.7であり,「抑うつ・不安の疑い」に近いスコアとなった。
季節の変化によって肉体的な痛みや倦怠感も引き起こされますが
精神的にも関連していることが判りました。
近年では、体調不良を引き起こす人は多く
特に日本には四季があり気温、気候、環境の変化があるため
季節の変わり目には心身共にケアを十分に行い、身体の中を整えておくことは
新たな季節を健康で迎えるための必要不可欠な要因だと考えます。
梅雨の体調不良の要因
梅雨独特の湿度と暑さによって体温調整がうまく働かず、倦怠感を感じる人も多いです。
梅雨の時期は湿度が高くなり、蒸し暑い日が続くことがあります。
高湿度の環境では体が熱を発散しにくくなるため、体温調節が困難になり、
体力の消耗や倦怠感が生じることがあります。
湿度の高さや気圧の低下により、体がだるく感じたり、疲れやすくなることがあります。
気圧の急激な変化が起こると、頭痛やめまいを感じる人も多いです。
よく天気が悪くなるときや、雨がふるときに頭痛が起こる人は
気圧の変化によって、鼻腔や神経伝達物質バランスの変化、血管の拡張や収縮が要因と考えられます。
特に、身体の中を流れる血液がドロドロだったり、高血圧傾向の方は
血管壁にかかる圧力が増加したり、血液の流れが制限され、
酸素や栄養素の供給が不足し、頭痛を引き起こす可能性が高くなります。
血液は食べたもので作られていくため
食事の見直しや5大栄養素のバランスなど心がけることで
身体の中が整い、頭痛を緩和することができます。
梅雨の時期は精神的にも落ち込みやすい季節です。
梅雨の時期は天候が不安定で、天候の悪さや日照時間の減少によって、
気分が落ち込みやすくなることがあります。
心理的なストレスや季節性のうつ病の症状が現れ、不安感やイライラ感や倦怠感が引き起こされることがあります。
不快な気候によって眠りが浅くなったり、睡眠の質が下がることも影響しています。
誰でも溜め込みやすくなる、落ち込みやすくなる季節ですので
積極的に自分のリラックスできる時間やストレス発散など作って行きましょう。
梅雨の体調不良に関する研究では、
気象条件が線維筋痛症の症状に与える影響を調査しました。梅雨の時期において、気圧の変動や湿度の上昇が痛みや倦怠感の増加と関連していることが報告されています。
対策
梅雨の季節を元気に乗り切るためには、日常のメリハリが大切です。
とくに、湿気が多く雨が降る気候だからこそ気分が憂鬱になってしまう環境です。
そのため、自分の気持ちが盛り上がるようなこと
嬉しいことに目を向け、積極的に行動することがポイントとなります。
対策としては
・水分補給
・食事
・運動
・心地よい環境を整える
・入浴
・良質な睡眠 などが挙げられます。
梅雨は気温が高いですが、湿気があるため、無自覚に脱水の症状を引き起こす可能性が高いです。
こまめに水分補給を行い、身体の水分を保ちましょう。
さらには、寝室の湿度を下げて、快眠できる環境に整えることが必要です。
人が快適に眠れる湿度は、50%程度と言われています。
湿度によるベタつきなどの不快感をなくし、湿度を調節するには、除湿機やエアコンの除湿機能を使い
環境を整えます。
梅雨はとくに、倦怠感を引き起こすため
食事バランスでは、疲労回復の効果が期待できる食材を取り入れましょう。
5大栄養素のバランスを考えるのは大前提で
その上でさらに取り入れたい食材をご紹介します♪
梅雨には「梅干し」がおすすめです!
クエン酸などの豊富に含まれ、疲労回復に適している食材です。
さらに、梅の成分のひとつであるエポキシリオニレシノールは、
悪玉菌の増殖を抑制する働きがあるため、お腹の調子を整えてくれる整腸作用が期待されます。
塩分は高めなので、過剰摂取はNGですが
「疲れて食欲がわかない」「胃が重い」ときも、最適な食材なので
ぜひ気軽に取り入れてみてください。
自律神経のバランスが乱れることで、身体の不調を招くを考えられていますが
自分自身で自律神経を整えることは難しいです。
そのなかでも、「深呼吸」「入浴」は自律神経を刺激するのに
とても有効的な方法であり、誰でも取り組むことができます。
梅雨の対策としては、できることは沢山ありますが
全てに手を出す前に、自分が無理なく取り組めるものを毎日コツコツ続けることで
いつもよ元気に梅雨を乗り切ることができるはずです(^^)
梅雨こそパワープレートに乗ろう
梅雨という外的環境変化において
身体の中の巡りが悪い、代謝が落ちている状態は不調を招きます。
食事や運動で対策することはできますが
1日だけの取り組みでは意味がありません。
毎日コツコツ継続することで身体の中から整っていきます。
しかし、食事を変えた、簡単な運動を始めてみたとしても
なかなか身体の変化は感じにくく、実感がないため
「本当に合ってるのかな?」と不安をいだき、辞めてしまう方がほとんどです。
身体の中の変化を実感するには、最低でも2ヶ月の継続が必要で
実感として感じられやすいのは3〜4ヶ月後が一般的です。
しかし、BROSTOKYOのジムが併設している
パワープレートという機械は、強制的に身体に振動を与え、身体の循環の向上を体感しやすいです。
(詳細はパワープレートの凄さをご覧ください)
1日10分パワープレートに乗るだけで、
振動によって筋肉の収縮が促され、血行が促進され
倦怠感をスッキリさせることができ
1日だけでも、身体の中の変化を感じることができます。
ぜひ、パワープレートを体感してみてください!
体験も随時受け付けておりますので、
ご興味があれば、お問い合わせください♪