自分の骨密度がどれくらいか把握していますか?
骨密度は加齢に伴って骨がスカスカになり、脆くなっている状態で
高齢者に多いと捉えている人も多いですが
近年では、子どもを含む若年層の骨折や関節疾患が増加傾向にあります。
とくに、コロナ禍でおうち時間が増えたことによる運動不足が原因で
運動機能の低下によって骨の強度いわゆる骨密度が低下している若者も多くみられています。
骨は、爪や髪と同様に
新陳代謝によって日々生まれ変わっているため
生活習慣と密接に関係しています。
本記事では、骨密度について知識を深め
骨密度を増やす方法をお伝えしていきます。
骨密度とは?
骨密度とは、骨を構成するカルシウムをはじめとするミネラル成分がどの程度
骨に存在しているかを単位面積当たりの骨量として数値化したもので、
骨の強度を表しています。
骨密度は、加齢とともに減少することが分かっています。
成長期に骨は強く・太くなり、20歳頃に骨密度がピークとなります。
その後ゆるやかに減少していき、50代から一気に減少していく傾向があります。
特に女性は閉経を迎えると著しく減少するといわれています。
これには女性ホルモンが関係していて
女性は閉経後、女性ホルモンの分泌量が低下します。
骨の吸収を促し、骨からカルシウムが溶け出すのを抑える
エストロゲン(女性ホルモン)の働きが閉経後に鈍くなってしまうことで
年間約2%ほど骨量が減っていき、10年間で20%の骨密度が減少すると言われています。
しかし近年では、比較的若い層での骨折も増えてきており
骨密度の低下は、加齢以外の生活習慣にも問題があることが判ってきました。
骨の形成にとって極めて重要な10代から30代の女性に
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhej1987/52/10/52_10_1029/_pdf 間違ったダイエットの骨の影響
しばしばみられる拒食症(神経性食思不振症)のような、極端な体重減少
や無月経を伴う症例では、骨形成に必要な十分量の各種栄養素が
不足状態にあるだけでなく、低体体重よる骨への荷重不足
月経の消失によるエストロゲン分泌低下に伴う骨破壊の亢進により極度な低骨密度が観察された
骨の形成の視点では、栄養はとても大きな要素であり
食事を制限するダイエットは、骨密度を低下させます。
特に成長期に十分なカルシウム、タンパク質、リンなどの骨の主要構成成分を
食事から身体に取り入れることで骨密度を十分に保つことができます。
そのため、食事制限や食べない無理なダイエットを行うことは
骨の形成がうまく再生されず、強度を弱め、
現状は問題ないようにみえて、10年・20年後の長期的な視点で
骨折しやくなり、関節症に悩まされ、運動はもちろん歩行すら痛みを伴う可能性も考えられます。
骨密度を十分に保つには、食事で骨を形成する栄養を取り入れ
運動によって、骨の強度をつけていく必要があります。
骨密度が低いと、骨折しやすくなります。
骨は体を支えている軸であるため、骨密度が低いと
転倒しただけでも骨を折る大怪我につながる可能性もあります。
骨折することで、しっかり骨が再生されるといいのですが
骨密度が低いと、骨折後の完治も遅くなったり
骨はくっついたが、歩行時に痛みが伴ったり、関節症を誘発したり
最終的に寝たきりの状態になってしまうなど
健康体を損なう可能性が高いです。
さらに、骨密度が低い状態は
体の重みで骨がつぶれてしまう「圧迫骨折」を引き起こしやすくなります。
圧迫骨折になると、背中が丸くなり内臓が圧迫される為、
消化不良、便秘、胸焼け等の症状などが出ます。
骨密度を増やすためには?
骨は、"衝撃"を与えることでつくられます。
そのため、骨を丈夫にするために運動は欠かせません。
運動によって骨の新陳代謝を促す細胞に
適度な負荷をかけると、骨にカルシウムが沈着しやすいため
刺激を与えるために、散歩や簡単なエクササイズを毎日することは
とても効果的です。
骨密度の低下は運動機能が低下し、動かない習慣ができることで
筋肉・神経の働きが鈍くなる、身体が動きにくくなり引き起こされます。
骨密度だけでなく、骨の強度も低下していきます。
骨は、骨細胞が新陳代謝を繰り返し、
約半年で新しい骨細胞が作られ日々生まれかわっています。
この新陳代謝を促すためには、カルシウムが必要になります。
体内のカルシウムの99%は骨や歯の中にあり、残りの1%は他の組織や血液中に存在します。
血中のカルシウムは、筋肉の収縮や血液の凝固、神経伝達に関わるなど
重要な働きをするため、血中カルシウム濃度を一定に保とうと体が働きます。
血液中のカルシウムが足りなくなると、
骨に貯蔵しているカルシウムを溶かして補います。
すると、骨の成分がもろくなり
骨密度の低下、骨粗鬆症の可能性が高まります。
骨を鍛える、丈夫にするには、カルシウムを毎日の食事に取り入れましょう。
ビタミンD、ビタミンKなども、骨密度を増加させます。
食事の内容を見直すことも、骨密度の低下を防ぐには大切です。
パワープレート×骨密度
パワープレートによる振動は
骨密度を高めること、骨の形成についての有効性が示されています。
58~70歳の閉経後の女性90名を3つのグループに分け
①パワープレートを1回30分以下のトレーニング
(スクワットやランジといった大腿部及び股関節部のエクササイズ)を週3回行うもの
②従来型トレーニングをウォーミングアップ、クールダウンを含め、1回約1時間、週3回行うもの
③何も行わないもの
24週間後の変化を比べたところ
パワープレート群では大腿筋の筋力が16%増大し
股関節部の骨密度は1.5%増大しました。
骨ミネラル濃度は、パワープレート群では+0.93%
従来型トレーニング群では-0.51%
何も行わないグループでは-0.62%
トレーニングを行ったグループも
何も行わないグループより骨量減少を抑えることができたため
運動も骨密度を保つために効果的であることがわかりました。
それ以上に、パワープレートは
筋力向上や骨密度の向上が認められています。
骨に適切な振動を加えると、形成が促されるため
パワープレートによる三次元のハーモニック振動は、骨密度を上げるのに
とても効果的です。
乗るだけで振動が骨に伝わるため、重いものを持ち上げありする必要がなく
関節への負担も少なくいため、
パワープレートは安全に効率的に骨密度を向上させることができます。
パワープレートの凄さ の記事でパワープレートの効果を紹介しているので
参考に一読ください(*^^*)
まとめ
骨密度の低下は、
骨折してから気づいたり、Inbodyなどの体組織を測定して気がつくため
なかなか日常でわかるものではありません。
血行循環や体脂肪の減少を目的とした、
運動や食事、日常生活を意識することが、間接的に骨密度にも好影響をもたらします。
言い換えると、健康を意識することで
骨密度に対してもいい影響を与え、著しい骨密度の低下を防ぐことができます。
まずは、自分自身の生活習慣を見つめ直すことが大切です!
BROSTOKYOで取り入れているパワープレートは
健康に深く関わる、骨密度・体脂肪(内臓脂肪)・バランス・神経促進などに
働きかける振動を感じながら、運動を行います。
理想とする身体に対して、効率よくアプローチできるのと
同時に、身体を支え動かす働きの骨・血流・神経系にも効果が期待できるため
健康で、イキイキとした身体を手に入れることができます。
ぜひ一度体験ください(^^)